いつも当事務所のブログをご覧いただきありがとうございます。
行政書士ピース法務事務所、代表の川本将太郎です。
今回は、当事務所でもご相談をいただくことの多い「車庫証明」について書いてみたいと思います。
車を購入したときや名義変更をするときに突然出てくる「車庫証明」。
普段あまり車の手続きをすることがない方からすると、
「そもそも車庫証明って何?」
「どこの警察署に出せばいいの?」
「駐車場の地図まで自分で書くの?」
と、意外と分からないことが多い手続きではないでしょうか。
中古車販売店の方や行政書士であれば比較的身近な手続きですが、個人の方が自分で申請しようとすると、平日の昼間に警察署へ行かなければならなかったり、所在図や配置図を作ったりと、思っている以上に手間がかかることもあります。
そこで今回は、石川県、特に金沢市で車庫証明を取得する場合の必要書類、費用、申請先、日数などについて、できるだけ分かりやすくまとめてみます。
そもそも車庫証明とは?
一般に「車庫証明」と呼ばれているものは、正式には自動車保管場所証明といいます。
簡単に言えば、
「この車には、きちんと保管する場所があります」
ということを証明するための手続きです。
新車や中古車を新たに登録する場合や、所有者が変わる移転登録、住所などが変わる変更登録の際などに必要になることがあります。
車を購入した経験があっても、
「自分で車庫証明を取った記憶がない」
という方も多いと思います。
その場合は、自動車販売店や行政書士などが手続きをしていたというケースが多いですね。
石川県警察でも、新規登録・移転登録・変更登録などの場合に車庫証明が必要になることを案内しています。
石川県ではどこに申請するの?
ここは意外と間違えやすいところです。
車庫証明は、どこの警察署でも提出できるわけではありません。
実際に自動車を保管する場所を管轄する警察署へ申請します。
例えば、住んでいる住所と駐車場の場所が異なる場合、基本的には駐車場側の管轄警察署を確認する必要があります。
石川県警察では、各警察署のほか、対象地域について鶴来庁舎・穴水庁舎・能登庁舎でも車庫証明の手続きを行っています。
窓口の受付時間は現在、
月曜日~金曜日
午前9時~12時
午後1時~4時
となっています。
土日祝日や年末年始は受付していません。
仕事をしている方にとって、この時間帯に警察署へ行くというだけでも、なかなか大変かもしれません。
また、車庫証明は申請したその場でもらって帰れる手続きではありません。
申請後に保管場所についての確認等が行われ、その後、指定された交付予定日に改めて受け取ります。
車庫として使用する場所にも条件があります
自宅の近くに空いているスペースがあれば、どこでも車庫として認められるというわけではありません。
大きな条件としては、
- 使用の本拠の位置から直線距離で2km以内
- 道路から自動車を支障なく出入りさせることができる
- 自動車全体を収容できる
- その場所を保管場所として使用する権原がある
といった点があります。
つまり、
「ここなら何となく停められそう」
というだけでは足りません。
特に車を買い替えた場合には注意が必要です。
以前は軽自動車を停めていた場所でも、次に購入する車が大型のSUVやミニバンなどであれば、車全体が区画に収まるのかを改めて確認する必要があります。
石川県で車庫証明を申請するときの必要書類
普通自動車の車庫証明では、主に次の書類を準備します。
自動車保管場所証明申請書
車名、型式、車台番号、自動車の大きさ、使用の本拠の位置、保管場所の位置などを記載します。
石川県では、申請書を2部提出します。
保管場所の所在図・配置図
これは車庫証明で特に分かりにくい書類の一つです。
「所在図」と「配置図」という名前は似ていますが、役割が違います。
所在図は、
「自宅や事業所と駐車場がどこにあるのか」
を示すものです。
一方の配置図は、
「その敷地や駐車場の中のどの場所に車を停めるのか」
を示すものです。
石川県警察の取扱要領では、所在図には使用の本拠の位置と保管場所の位置、その間の直線距離を記載し、配置図には保管場所に接する道路の幅や保管場所の寸法を記載することとされています。
月極駐車場の場合などは、駐車場全体の中で「何番の区画なのか」が分かるようにしておく必要があります。
自認書と使用承諾証明書の違いは?
ここも、初めて車庫証明を取る方が迷いやすいところです。
簡単に分けると、
自分が所有している土地・建物を車庫として使用する場合
→ 自認書
他人が所有している土地・建物を使用する場合
→ 使用承諾証明書など
となります。
例えば、自分名義の自宅敷地内に車を停めるのであれば、自認書を使用するのが一般的です。
一方、月極駐車場や賃貸住宅の駐車場を利用する場合には、使用承諾証明書や駐車場の賃貸借契約書の写しなどによって、駐車場を使用する権利があることを示します。
土地や建物が共有になっている場合には、また少し注意が必要です。
石川県警察の取扱要領では、他人と共有する土地・建物の場合、共有者全員が連署した使用承諾証明書を使用する取扱いが示されています。
車庫証明の申請手数料はいくら?
2026年9月現在、石川県で普通自動車の車庫証明を窓口で申請する場合の手数料は、
2,300円
です。
OSSによる申請の場合は、
2,200円
となっています。
以前に車庫証明を取得したことがある方は、
「車の後ろに貼るステッカーのお金も必要だったはず」
と思われるかもしれません。
しかし、2025年4月1日から保管場所標章、いわゆる車庫証明のステッカーは廃止されています。
そのため、以前必要だった保管場所標章交付手数料500円も現在は不要です。
車庫証明そのものが廃止されたわけではありませんので、この点は間違えないようにしてください。
車庫証明は何日くらいで取れる?
これもよく聞かれる質問です。
「今日申請したら、いつ受け取れますか?」
ということですね。
石川県警察の現在の事務取扱要領では、車庫証明の申請を受理した場合、受理した日から5日以内の日(土日・祝日などの閉庁日を除く)を交付予定日として指定することになっています。
ただし、ここは少し注意が必要です。
これは、
「必ず5日後に出来上がる」
という意味ではありません。
「5日以内」です。
実際に私が石川県内の警察署へ車庫証明を提出した経験でも、もっと早い交付予定日を指定されることがあります。
また、午前中に提出した場合と午後に提出した場合で、交付予定日が変わることもあります。
例えば、警察署や受付状況によっては、
月曜日の午前中に申請
→ 水曜日が交付予定日
月曜日の午後に申請
→ 木曜日が交付予定日
というような取扱いになる場合があります。
私自身、午後に提出した場合には、翌営業日の午前中に提出した場合と同じような日程になるという扱いを経験しています。
ただし、この部分についてはすべての警察署で一律に保証されているわけではありません。
警察署や申請時間、現地確認の状況などによって変わる可能性がありますので、最終的には申請時に案内される交付予定日を確認するのが確実です。
納車日や自動車登録の日が決まっている場合は、少し余裕を持って申請することをおすすめします。
軽自動車にも車庫証明は必要?
普通自動車と軽自動車では少し扱いが違います。
軽自動車の場合、普通車と同じ車庫証明を取得するわけではありませんが、一部の地域では保管場所届出が必要です。
石川県では現在、
金沢市
小松市
を使用の本拠とする軽自動車について、保管場所の届出が必要とされています。
そのため、
「軽自動車なら車庫関係の手続きは何もない」
とは限りません。
金沢市や小松市で軽自動車を使用する場合には注意してください。
車庫証明は自分でも取れる?
もちろん、ご本人が車庫証明を申請することもできます。
必要書類を作成し、管轄する警察署へ提出すれば問題ありません。
ただ、実際にご自身でやろうとすると、
「どこの警察署に出せばいいか分からない」
「所在図・配置図の書き方が分からない」
「自認書と使用承諾証明書のどちらを使えばいいか分からない」
「平日の昼間に警察署へ行けない」
といった問題が出てくることがあります。
特に県外の中古車販売店様の場合、お客様が石川県に住んでいるからといって、その都度スタッフの方が石川県まで車庫証明を出しに来るというのは現実的ではありません。
そのような場合には、石川県の行政書士へ車庫証明の手続きを依頼する方法があります。
県外の中古車販売店・行政書士事務所からのご依頼にも対応しています
行政書士ピース法務事務所では、金沢市をはじめ、白山市・野々市市、津幡町・かほく市・内灘町など、石川県内の車庫証明手続きを承っています。
個人のお客様だけではなく、
県外の中古車販売店様
自動車販売店様
整備工場様
行政書士事務所様
からのご依頼にも対応しています。
例えば、
「申請書類はこちらですべて作成するので、警察署への提出と受け取りだけお願いしたい」
というご依頼でも大丈夫です。
反対に、
「必要な情報はそろっているので、書類作成からお願いしたい」
という場合もご相談ください。
1件のみのご依頼はもちろん、複数台や継続的なご依頼についても対応いたします。
当事務所の車庫証明料金について
行政書士ピース法務事務所では、金沢市内の車庫証明について、
書類が完成している場合の提出・受領
6,600円~
書類作成を含む場合
9,900円~
を目安としております。
案件の内容、地域、現地確認の有無、必要書類の状況などによって金額が変わる場合がありますので、事前に内容を確認したうえでご案内いたします。料金について詳しくはこちら
車庫証明は早めの確認がおすすめです
車庫証明は、ものすごく難しい許認可手続きというわけではありません。
しかし、一つ書類に不備があるだけでも、予定していた日に申請できなかったり、自動車登録や納車の日程に影響したりする可能性があります。
特に、
「駐車場は誰の名義なのか」
「車は駐車区画の中にきちんと収まるのか」
「使用の本拠から2km以内なのか」
「どの警察署の管轄なのか」
といった点については、申請前に確認しておくことをおすすめします。
車を購入すると、どうしても車種や納車日の方に意識がいきますが、車庫証明も自動車登録につながる大切な手続きの一つです。
まとめ
今回は、石川県で車庫証明を取得する場合の必要書類、費用、日数などについて解説しました。
初めて見ると少し難しそうに感じる車庫証明ですが、一つずつ確認していけば、ご自身で手続きをすることも可能です。
一方で、平日に警察署へ行く時間が取れない方や、県外から石川県内の車庫証明を取得する必要がある中古車販売店様などにとっては、意外と時間のかかる手続きでもあります。
行政書士ピース法務事務所では、金沢市をはじめ、白山市・野々市市、津幡町・かほく市・内灘町など、石川県内の車庫証明、自動車登録、名義変更などの手続きに対応しております。
「この状態の書類で申請できますか?」
「警察署への提出と受け取りだけお願いできますか?」
という段階でも構いません。
車庫証明でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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