いつも当事務所をご覧いただきありがとうございます。代表の川本将太郎です。
日本に長く住む外国人の方にとって、大きな選択肢となる「永住」と「帰化」。 「どちらも同じようなものでしょ?」と思われがちですが、、、実務上の難易度は帰化の方が圧倒的に高いのが現実です。断言します。圧倒的です。
なぜ帰化申請はこれほどまでにハードルが高いのか。2026年現在の最新の審査傾向を踏まえ、行政書士の視点から「4つの大きなポイント」を解説しますね。
1. 過去に遡る「素行要件」の徹底的な精査
永住申請が「直近3〜5年の生活状況」に焦点を当てるのに対し、帰化申請は「あなたの人生そのもの」を審査します。
- 家族関係の網羅: 本国の両親、兄弟姉妹、子供はもちろん、既に亡くなった親族の公的書類まで求められます。
- 履歴の連続性: 出生から現在に至るまでの学歴・職歴・住所歴に1ヶ月の空白も許されません。
- 整合性のチェック: 過去に提出した入管への申請内容と、今回の帰化書類に少しでも矛盾があれば「不信感」を持たれ、即座に不許可リスクへと繋がります。
2. 小学校3年生程度の「日本語能力」と「日本への同化」
永住申請には日本語能力の試験はありませんが、帰化は「日本人になる」手続きです。
- 読み書きだけではない: 法務局での面談を通じて、日常会話や指示の理解力が厳しく見られます。※読みはできる方は多いです、でも書くとなると難しいという依頼者の方が多いです。当事務所ではこれまでの経験に基づき、ボーダーラインとなるレベル感やおすすめの参考書などのアドバイスもできますのでお気軽にご相談ください。
- 動機書の重要性: 「なぜ日本人になりたいのか」を自身の言葉で綴る必要があり、定型文ではない「本気度」が試されます。
3. 回避不可能な「個別面接」のプレッシャー
帰化申請における最大の関門は、法務局の担当者による対面インタビューです。
- 人間性の審査: 書類だけでは見えない「素行」や「考え方」がチェックされます。
- 抜き打ちの家庭訪問: ケースによりますが、実際に居住実態があるか、近隣住民とのトラブルがないかを確認されることもあります。 これは「権利」を与える審査ではなく、「日本国民としての適性」を判断する場だからです。※代表の私が面談に同行します。少しでも落ち着いて安心して面談できるよう一緒に打ち合わせをしましょう。身近な人からユーモアの塊といわれるくらいフレンドリーな私ですのでなんでもご相談ください。
4. 厳格すぎる「素行要件」と「公的義務」
2026年現在、コンプライアンスの遵守は以前にも増して厳しくなっています。
- 交通違反の累積: 「たかがスピード違反」では済みません。直近5年の違反歴はすべて把握され、回数が多いと「法を軽視している」とみなされます。
- 1日の遅れも許されない納税・年金: 支払っていることは大前提。「納期通りに支払っているか」が厳しく見られます。たった1回の払い忘れが、数年分の努力を台無しにすることもあります。

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